ウクライナ情勢など予測不可能な事象がおきたりしてあらためて実感するのは、分散して株式投資をしていても、大局では結局のところアメリカの株価の影響をうけて世界中の株価が動いていて、銘柄を選り好みしてもリスク回避とはいえないということだ。
医薬品開発のような成功か否かがすべてのような企業に投資することは、ギャンブルのようにみえるけれども、投資の分散という意味ではむしろリスク回避につながっていると思う。世界情勢の影響はうけつつも、成功か否かの影響に比べれば微々たるものだ。
3月7日の金曜日には、同僚が注目していたGeron社の株価が下がっていたので思い切って200株購入した。
Geron社のホームページに基づいて紹介しよう。
Geron社の開発する抗がん剤は、テロメラーゼ阻害薬だ。がん細胞は正常細胞に比べてテロメラーゼ活性が高く、テロメアが比較的短い、という特徴があるのでターゲットになるそうだ。難しすぎてよくわからんが、ホームページがこのような説明なので。。。。
テロメラーゼ阻害薬は、期待されつつも特異性が低くこれまでの治験で成功してこなかった。
Gerom社は特異性を高めたイメテルスタットを開発した。その技術については難しすぎてパス。
phase 2の経過として、本態性血小板増多症と骨髄線維症で効果が見られているそうだ。ここまできてもコケる薬剤のほうが多いだろうけれど、期待したいのは、骨髄線維症などこれまでに有効な薬剤がない疾患で効果が期待されていることだ。
いままでの薬剤より有効性が期待できるという治験が多いのに対して、初の有効性、というのは夢のある話だ。なんとか成功して、治療薬のない患者さんに薬を届けてほしい。
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