カナダにある面白い制度のひとつに、TFSAがある。日本で今年からNISAというのが始まったようだが、そのモデルのようなものであり、かつNISAより自由度が高い。
TFSA口座の中では、利子や株式取引などで得た利益が非課税となる。年間5,000ドル(いまは物価上昇にあわせて5,500ドル、今後も拡大していく予定)を上限としているが、毎月450ドル程の積み立てを行うと考えればとても堅実な資産運用になりうる。
多くの銀行でTFSA口座の利率は1-2%なので、日本で預金をすることを考えると非課税というだけでなく利率だけでもメリットがある。上のグラフは単純に5,500ドルずつ上乗せした計算だが、2022年には6万500ドルとなる。利子1%で計算すると、複利の効果もあって3,618ドルの利子がここまでで得られる。当然長く保有しているほうが利子は得られるので、もしカナダに居住しているならいますぐにでも口座を開いた方がよい。
これは絵に描いた餅ではないはずだけれど、カナダに来たときの初任給は最低賃金に等しい2万5000ドル/年だったので、2012年には口座を開くことすらできなかった。枠は繰り越されるので、資金に余裕さえあれば2013年に2年分投入することができたのだが、薄給のためそれもかなわず、口座を開いて小額を投入するのが精一杯だった。いまのところは上記グラフは絵に描いた餅の状況だ。
、NISAと違って枠内で何度でも売買できる。さらにNISAと異なり無期限だ。
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